オーディオ

2014年6月 5日 (木)

MD レコーダを買いました

Mdrecorder
ソニーの MD レコーダ JA333ES の中古品を買いました。

時代的にはすでにその役割を終えた感のある MD ですし、この先いつまで聴き続けられるのか、はなはだ心もとない限りなのですが、現有のポータブル MD レコーダ、ソニー MZ-R91 の動作に時折り不具合がみられるときがあって、早いうちに代替機を準備する必要があったのです。

MD に録音するのは、図書館が所蔵する CD のうち、自分の中で、あえて購入するまでもないと位置づけられている音源です。聴いて気に入ったものはその後に CD を購入するし、また、気に入らないものは消去されるので、MD の中身は絶えず新陳代謝が繰り返される運命を義務づけられています。

この JA333ES の音質ですが、これが大変に良いのに驚いています。私は、マランツの CD プレーヤ CD-95 から光デジタルで MZ-R91 にダビングしているのですが、この MD を JA333ES で再生すると、元の CD よりも音が良いという不思議な現象になるのです。

青は藍より出でて藍より青し

音質が良いといっても、MD は CD に比べて情報量が劣るわけですが、音質を左右するに重要な内蔵 DA コンバータの性能が、CD プレーヤのものよりも向上しているのでしょう。

現在、100 枚超の MD がありますが、図書館には未聴の CD がまだたくさんあって、これらを順次試聴するとして、さらに 100 枚程度の MD が必要になりそうです。

2012年7月 7日 (土)

真空管アンプを作ってみた

Front

Rear

ずっと真空管アンプを作ってみたいと思っていました。

最も手軽なのはキットを買い求めることなのですが、シャーシのデザインや入出力端子などが自分の好みでなくても、これらを変更できないのはちょっと困りもの。それで、以前に買っておいた技術評論社『定年前から始める男の自由時間』シリーズの一冊『真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦!』に載っている 6L6GC シングル・ステレオ・アンプを作ることに決めたのでした。

製作記事では入出力端子に小型で一体型のものを使っているのですが、ここは端子一個一個が独立し、バナナ・プラグに対応したものを使いたい。部品がすべて揃ってから、これらの寸法を測り、配置を決め、CAD ソフトで図面を引き、シャーシの製作を依頼しました。しばらくして出来上がったシャーシは惚れ惚れするような仕上がりでした。

シャーシの製作を依頼するのはアンプ作りの中でも費用のかかるところなのですが、自作するのは大変だし、たとえ自作できたとしても、仕上がりに大きな差が出るのは歴然としています。こうなると、その後の作業にも影響が出てしまいます。

部品を取り付け、配線を終えて試聴したら、雑音が出ました。原因はおそらく配線の取り回しに問題があったからでしょう。縦長のシャーシはラックに納めたときの使い勝手が良いのですが、内部の配線処理には横長のものよりも工夫が必要ですね。

部品や配線を取り外し、レイアウトを考え直して、もういちど組み立てたいと思います。

Photo

2011年11月 2日 (水)

シグナル・ブレンド・コントローラーの試作

Signalblendcontroler1

Signalblendcontroler2

ステレオ・サウンド誌の別冊『管球王国』Vol.54(2009 年秋号)に、上杉佳郎氏のシグナル・ブレンド・コントローラーの製作記事が載っていた。

これはステレオ初期の録音にみられた音場の中抜け感を解消するもので、当時の電気蓄音機には最初から付属していた機種もあったのだそうだ。僕はこのあたりの事情はよく知らないけれど、たしかに 1950 年代後期の録音にはステレオ効果を強調したものが多いから、これを解消しようとする工夫があったのかもしれない。

僕はレコード・プレイヤー・システムを一台しか持っていないので、モノラル・レコードにもステレオ・カートリッジを使っているし、また、たまに見かける擬似ステレオ盤の再生にも効果がありそうなので、試しに作ってみることにした。

上杉氏によれば、ステレオ信号の左右のチャンネルを短絡するのは絶対に良くないということで、左右それぞれに 51kΩの抵抗が入るようになっている。

完成後に試聴したら、音像がフラフラしている Miles Davis in Europe(CBS)などが聴きやすくなり、また、両手いっぱいに広がる不自然なピアノ曲なども程よい広さに調整できた。

2011年7月 6日 (水)

カセット・テープからミニ・ディスクへ

Sonatasofthreeparts

僕はふだん LP レコードやコンパクト・ディスク(CD)を聴いていて、持っていない盤については街の図書館から借りた CD をカセット・テープに録音して楽しんでいます。そして、そのカセット・テープのために、以前『LaTeX で作るカセット・テープのラベル』でも紹介したように、画像や題名、曲名、演奏者名などを記した専用のジャケットをこしらえているのです。

いまどきカセット・テープを聴いている人は少数にちがいない。でも、ティアックのテープ・デッキと TDK のテープ SA との組み合わせで聴いている僕には、カセット・テープはまだまだ楽しめる媒体だと思います。しかし、その SA を初めとする音楽用テープが店頭から消えて久しい現状では、いつまでもカセット・テープにこだわっているわけにはいかないのです。

そこで、カセット・テープをあきらめて MD に替えることにしました。もっとも MD にしてもこの先いつまで供給されるのかはわかりませんが、入手できる限りはこの媒体を聴き続けようと思います。

僕が持っているのはソニーの MD ウォークマンという録音再生機で、これでソニーの MD ネージュにとりあえず 50 枚ほど録音してみました。

MD はケースが小さく、曲名や演奏者名などは入れられないので、ジャケットは画像と題名のみにしました。そのかわり、今までは B5 のルーズ・リーフに印刷していた CD の解説書全文をシステム手帳のリフィルにも印刷しました。MD ウォークマンを外に持ち出したときに、解説書があったほうが聴く楽しみが増すからです。

僕には、音楽を媒体に録音し、解説書を手元に置いたほうが楽しめるんですよね。

印刷はカセット・テープのジャケットを作ったときに使った LaTeX で行いました。リフィル用のスタイル・ファイルはインターネット上から入手したものです。

画像はこのようにして作ったパーセルの『三声のソナタ集』です。

2011年6月15日 (水)

カートリッジを替えてみました

Dl103

レコードを再生するカートリッジをデンオンの DL-103 に替えてみました。

僕はずっと米国シュアー社の V-15 type III と type IV を使ってきて、音溝に対する追随性の高さと繊細な音色が気に入っていました。でも、シュアー社はずっと前に交換針の供給をやめてしまったので、国産針を買い求めて聴いているのです。それに、カートリッジ本体もはるか 30 年以上前に購入したものなので、当時の音質が維持されているかどうか心もとないし、この先ずっと使い続けることができるかも心配です。

やはり、現在生産されている製品のほうが安心です。

DL-103 に替えてみてまず感じたのはレコードの雑音が気にならなくなったことで、これまで雑音に悩ませられていたフルニエの『バッハ:無伴奏チェロ組曲』(アルヒーフ)が楽しめるようになったのがうれしい。V-15 ではあまりの雑音に閉口し、同じ録音の CD を聴いていたのです。LP を手放さなくてよかったなあ。

深々としたチェロの音を存分に味わうことができました。

また、針圧が高めになっているせいか、レコードの取り扱いが楽になりました。カラヤンの『ブルックナー:交響曲第三番』の第二楽章で針飛びが解消されたのもよかった。

ただ、DL-103 についてよく言われてきたことですが、再生周波数帯域が狭いというのはやはり感じます。ま、僕には古い録音のものが多いから、これらを聴くぶんは気にはならないけれど。

2011年1月 9日 (日)

DVD から音声を抽出

Photo

明けましておめでとうございます。

お正月の間、僕は録りだめていた DVD から音声を抽出する作業をしていました。四年前の正月に NHK BS 2 で再放送された『フォークの達人』をオーディオ装置でも聴けるように CD-R に録音しようと思っていたのです。

『フォークの達人』に登場した人たちは僕と同世代で、僕自身、学生時代に聴いていた彼らの歌声が懐かしく、忘れられないのです。

DVD から音声を抽出するソフトウェアはインターネット上にいくつかありますが、それぞれコンピュータや OS の違いによる相性があって、うまく動いたり動かなかったりします。何度かの試行錯誤のうえ、どうにか CD-R にできたのが友部正人の一枚。インタヴューなどを取り除き、歌のみで 70 分弱になりました。

オーディオ装置で聴いたこの CD-R の音は予想以上のものでした。ギターのスティール弦を弾く音がとても鮮明に収録されています。これは DVD をテレビで観ていただけではわからないことでした。それに、雑音がほとんど感じられないのです。

それにしても、ギター一本で僕らをいきなり見知らぬ世界に連れていってくれるなんて、ちょっとないですねー。とはいえ、友部正人のレコードや CD を一枚も持っていないのはさすがに気がひけます。どれか一枚でも手元にないとね。

こうして彼の歌声を聴いていると、ライヴに行ってみたいと思いました。彼のウェブ・サイトによれば、僕の街でも年に一回はライヴが開かれていたようですが、これは知らなかったなあ。これからはもっと注意して見てみます。

フォークの達人:友部正人(NHK BS 2、2007/01/04)

一本道(1972)
愛について(1987)
私の踊り子(1994)*
夕陽は昇る(1989)*
夜は言葉(1994)*
6 月の雨の夜、チルチルミチルは(1987)**
シャンソン(1983)**
夕暮れ(1973)**
遠雷(1983)
Speak Japanese, American(2005)
はじめぼくはひとりだった(1976)

友部正人
板橋文夫 *
パスカルズ **
モーション・ブルー・ヨコハマでのライヴ

 

2010年11月28日 (日)

ヘッドフォン・アンプ・キットの製作

Ipodamp

『無線と実験』誌の 2009 年 10 月号は「ヘッドフォン再生を極める」特集号で、ヘッドフォン・アンプの製作記事がいくつか掲載されていました。その中に、秋月電子通商から発売されたヘッドフォン・アンプ・キット AE-HPPML の記事があり、これだったら僕にも手が出せそうだと思い、作ってみました。

僕は毎日 iPod を持ち歩いていて、通勤途中や昼休みに音楽を聴いているのですが、この iPod の音は、たとえばソニーの MD プレーヤなどと比べて、正直そんなには良くない。これは、おそらくは iPod 内蔵のアナログ系であるヘッドフォン・アンプのせいじゃないかなと考えていました。そこで、iPod 内蔵のアンプを経由せずに、Dock から音楽信号を直接 LINE OUT で取り出し、これを新たなヘッドフォン・アンプに入力すれば音質の向上が期待できるのではないかと考えたのでした。

秋月電子通商のアンプ・キットは細かな部品がすでに基板に取り付けられていて、購入者は電源ボックスのリード線、電解コンデンサ、入出力端子、電源スイッチ付きヴォリューム、発光ダイオードをハンダ付けし、穴あけ加工済みの専用ケースに取り付けるだけです。

ただ、僕はセットの青色発光ダイオードを橙色に替えました。冷たい青色が嫌いなのです。それから、現品ではヴォリュームのナットのみで基板がケースに取り付けられるのですが、これでは入出力プラグの差し込みに耐えられないかも知れないと思い、ケース底板に穴をあけ、3mm のスペーサを介して基板後部を皿ネジで固定しました。

ということで、一時間ほどで作業が完了しました。さっそく、Dock 出力ケーブルをアンプに差し込み、ヘッドフォンで聴いてみました。

ヘッドフォン・アンプを通して聴いた音は、iPod だけで聴いたものと比較して、格段に良くなったというものではありませんが、一曲を通して聴いてみると、これまでの薄紙を通して聴いているようなもどかしさがなくなり、音が鮮明になったという感じがします。

『無線と実験』誌本号には金田明彦さんの DC ヘッドフォン・アンプの記事も載っていて、興味がそそられますが、こちらのほうは製作にかなりの技術を要しそうです。

Spacer

2010年4月 2日 (金)

除電ブラシを使ってみた

Sk2

SFC 社の除電ブラシ SK-2 という製品を購入し、さっそく使ってみました。

このブラシは日がな顔を出しているジャズ喫茶のマスターが使っているもので、日ごろ LP レコードの帯電に悩まされている僕としては、これは効果がありそうだなと思っていたのでした。

僕はこれまでオーディオ・テクニカ社のトーン・アーム形の自走式ブラシを使ってきたのですが、埃の吸着には満足がいっても、再生が終わったときにレコードが帯電するのが悩みの種でした。それで効果的な除電ブラシを探していたのです。

ブラシなので使い方はしごく簡単。再生の前後にレコードの表面をただ撫でるだけです。

商品のパッケージには「音質が大幅に改善されます」と記されています。CD にもよいのだそうです。また、インターネット上には、耳障りなノイズとなる針先での火花放電に効果があるとする記事もあります。

オーディオの世界は珍妙奇怪な俗説が存在するところでもあるので、ここらへんの推論憶測の是非はひとまず棚上げするにしても、レコードの使い勝手が格段によくなったのはうれしいことです。

2010年2月14日 (日)

堀江敏幸『うねりの中の静けさ オーラ neo / groove 試聴記』

Stereosoundno172

季刊のオーディオ誌『Stereo Sound』2009 年秋号 No.172 に堀江さんの試聴記が載っていました。

記事の初めのほうに堀江さんが使っておられるオーディオ・セットが紹介されていて、スピーカー・システムがロジャース LS3/5A、アンプがクォード 33 と 303、FM チューナーがやはりクォードの FM4 となっています。どれもが小型で落ち着いたデザインで、主張しすぎないもの。オーディオ・セットそのものが彼の作風をそっと表わしているあたり、ウーンとうなっちゃいますね。

堀江さんは『河岸忘日抄』(新潮社、 2005)の中にロジャース LS3/5A を登場させているのですが、やはり彼の趣味だったのかと納得。この小説にはリン・ソンデック LP12 も出てくるのですが、これは記事の中にはなかった。LP レコードはもう聴かなくなったのかな。

記事の中では堀江さんの書斎も写真入りで紹介されています。壁一面の書棚は研究者で作家という職業がら当然ですが、広い木製の机が良い雰囲気。こんな部屋にはやっぱり英国製のオーディオ・セットですね。

2009年11月22日 (日)

あきた球響の会創立 10 周年記念チャリティ例会

Dcpoweramp

きのうの午後、あきた球響の会が開かれたので、出かけてきました。僕は会とは関係のないヴィジターなのですが、前回の例会で参加者名簿に名前を記載していたので、ご案内をいただいたのでした。会場は遊学舎。今回は会の創立 10 周年記念とのことで、特別のプログラムが準備されていました。

第一部は高田剛志チェロ・リサイタル。ピアノは奥様の真生さん。プログラムは小品 13 曲。

遊学舎のホールはお客さんでいっぱいでした。小学校高学年くらいの子供たちがお母さんと一緒に熱心に聴いていました。お客さんのマナーも良く、素敵な演奏会でした。

僕は演奏者の高田剛志さんは初めて。ヴィヴァルディのソナタが印象的でした。

第二部は金田明彦さんの新作 DC アンプの試聴会。金田式アンプの音を一度は聴いてみたいと思っていたので、興味津々。

3 ウェイのスピーカ・システムを駆動するマルチ・アンプがトランジスタと真空管のハイブリッド、真空管のみの二種、D/A コンバータがやはり二種、それにライン・アンプ、チャンネル・フィルタという構成。

興味深いのがアナログ再生系で、オリジナルの制御アンプでドライヴされたターン・テーブルから拾われた音が MC プリ・アンプ、A/D コンバータを経由し、いったんデジタル録音機に録音され、これが再生されて D/A  コンバータに入るというものです。こうすることで、直接アナログを再生するときに悩まされるハウリングから開放されるとのこと。録音までの工程はご自宅で済まされたようです。

金田さんご自身の軽妙な解説とともに準備された音源が次々と試聴され、二時間余りがあっという間に過ぎました。

初めて聴く金田式アンプの音ですが、鮮烈そのもの。目の前で演奏されているような音というのは金田さんがよく表現されるところですが、まさに言葉どおりの感じ。

金田さんは管弦楽曲や交響曲などの大編成オーケストラ、ジャズではカウント・ベイシーのビッグ・バンドがお好きとのことで、試聴したシステムはこういったものにふさわしいものに感じました。最後のショスタコーヴィッチの交響曲には圧倒されました。

ただ、僕としては、会員が持ち寄ったソニー・ロリンズ『ウェイ・アウト・ウェスト』、ラルキブデッリのシューベルト『弦楽八重奏曲』などの小編成の曲は、音源の問題かも知れないけれど、mature な再生音にはならなかったのが残念でした。

例会のあとは会場を替えて懇親会が予定されていたのですが、僕はヴィジターなのでこれには参加しないで会場をあとにしたのでした。

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31