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2017年4月 8日 (土)

エルガー:海の絵

Seapictures

手元に音楽之友社の『クラシック・ディスク・コレクション 301』という冊子がある。1996 年発行のもので、もう内容が古いのだが、いまだに時々読み返している。というのは、一般的にはそれほど知られていない曲が多く収録されているから。

この中にエルガーの《海の絵 作品 37》というのがある。この曲を藤野竣介氏が次のように紹介していて、聴いてみたくなった。

《海の絵》は五曲からなる、コントラルトあるいはメッゾ・ソプラノと管弦楽の連作歌曲。(中略)みなチャーミングな佳曲揃いだ。どの曲もエルガーの筆は伸びやか。世紀末の煩悶とは無縁の地平で、海をめぐるロマンチックな夢想を楽しんでいる。

買い求めたのは藤野氏が紹介していたジャネット・ベイカーとジョン・バルビローリ指揮ロンドン交響楽団のもの。海を題材にした多くの曲のように、深々として、伸びやかで、豊かな気持ちになる。

併録の曲は同じエルガーのチェロ協奏曲。有名なジャクリーヌ・デュ・プレのもの。この組み合わせが初出当時のものらしい。

《海の絵》は録音が少なく、この冊子の刊行当時、国内盤ではほかにデラ・ジョーンズとチャールズ・マッケラス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のものがあるのみだったという。

Elgar : Cello Concerto, Sea Pictures (EMI)

Jacqueline Du Pre (Cello)
Janet Baker (Contralto)
The London Symphony Orchestra
conducted by Sir John Barbirolli
1965

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