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2016年7月26日 (火)

トミー・フラナガン『エンヤ・デイズ』

Enyadays

『エンヤ・デイズ』はトミー・フラナガンがドイツのエンヤ・レーベルに残した 1977 年から 1993 年までの 8 枚のアルバムから 11 曲を選んで纏めたもの。この間、ベーシストはジョージ・ムラーツ、レッド・ミッチェル、ジョージ・ムラーツ、ジェスパー・ルンドガードへと、ドラマーはエルヴィン・ジョーンズ、アル・フォスター、アート・テイラー、ルイス・ナッシュへと変遷する。

僕には録音の古いもののほう、特に、ジョージ・ムラーツとのデュオ「ブルー・トウェンティ」と「ウィズ・マリス・トゥワード・ナン」がよかった。

「ウィズ・マリス・トゥワード・ナン」はトム・マッキントッシュという人の曲で、後藤誠氏の解説によれば、フラナガンは彼の音楽をデューク・エリントンやビリー・ストレイホーンに続くアフリカン・アメリカンの遺産と高く評価し、頻繁に取り上げていたという。

このトム・マッキントッシュは、ジャズテットやサド・ジョーンズ・メル・ルイス楽団で活躍したトロンボーン奏者で、本業は牧師であるとのこと。なるほど「ウィズ・マリス・トゥワード・ナン」からはスピリチュアルな響きが感じられる。また、アルバムの中でも最も魅力ある一曲となっている。

Tommy Flanagan : Enja Days (Enja)

Blue Twenty (Tommy Flanagan)
I Love you (Cole Porter)
A Blue Time (Tadd Dameron)
Elusive (Thad Jones)
Maybe September (Percy Faith)
Central Park West (John Coltrane)
Pannonica (Thelonious Monk)
Three for All (Tommy Flanagan)
Relaxin' at Camarillo (Charlie Parker)
With Malice Toward None (Tom McIntoch)
Things Ain't What Used to Be (Duke Ellington)

Phil Woods, alto saxophone
Tommy Flanagan, piano
George Mraz, bass
Red Mitchell, bass
Jesper Lundgaard, bass
Elvin Jones, drums
Al Foster, drums
Art Taylor, drums
Lewis Nash, drums
1977, 1978, 1980, 1981, 1982 NYC
1993 Denmark

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ジャズ」カテゴリの記事

コメント

暑中見舞い申し上げます。
ジャズの音楽を鑑賞するという事で、寄せ集めのコンピレーションアルバムは、CDの良さが生きると思っています。
「エンヤ・デイズ」も魅力的な企画アルバムですね。
トム・マッキントッシュにも注目して聞く事にします。
秋田も3日連続で33度の日が続きました。真空管の熱がウラメシイ(´・ω・`)

マスター、こんにちは。

三日連続 33 ℃とは大変ですね。

もうすぐ竿燈まつりが始まりますからね。暑さも祭りの引き立て役。

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