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2016年4月 3日 (日)

ハンク・ジョーンズ:ザ・トリオ

Thetrio

ハンク・ジョーンズは 1950 年代半ば、ベースのウェンデル・マーシャル、ドラムスのケニー・クラークと共にサヴォイ・レコードのハウス・リズム・セクションとして、同レーベルの数多くの録音セッションに参加していたようだ。「いたようだ」というのも、僕が持っているサヴォイのハンク・ジョーンズは『ジョー・ワイルダー:ワイルダー・ン・ワイルダー』、『ミルト・ジャクソン:オパス・デ・ジャズ』、それにこの『ザ・トリオ』だけで、ほかのアルバムを知らないからなのだ。

サヴォイのアルバムは、レコード発売当時のカタログを見てもおしなべて地味な内容だし、加えてハンク・ジョーンズがまた地味なピアニストであったから、この時代の彼の活躍ぶりに通じているファンは多くはなかったように思う。

そのハンク・ジョーンズのリズム・セクションがサヴォイに残した『ザ・トリオ』。内容はやはり渋い。ピアノ・トリオのアルバムとしておよそ欠点が見つからない。ただ、その良さを感じ取るまでに多少時間がかかるだけなのだ。

サヴォイのハンク・ジョーンズのアルバムとしてはほかに、同じトリオのものや、『オパス・デ・ジャズ』以外にもミルト・ジャクソンと組んだ二枚があるとのこと。1970 年代以降相当数出たグレイト・ジャズ・トリオを承知の上で、僕としては、こちらサヴォイのものを探し求めたい。

Hank Jones : The Trio (Savoy)

We're All Together
Odd Number
We Could Make Such Beautiful Music Together
Now's the Time
When Hearts Are Young
Cyrano
There's a Small Hotel
My Funny Valentine

Hank Jones (p)
Wendell Marshall (b)
Kenny Clarke (ds)
Aug. 4, 1955, NYC

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