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2012年12月13日 (木)

新聞の書評欄から

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新聞の日曜版に載る書評欄が好きだ。朝日新聞のこの欄には「思い出す本 忘れない本」というコーナーがあって、各界の色々な人たちが思い出の本一冊を紹介していて、これがとても興味深い。

12 月 9 日付けには、小室等さんが武満徹『音、沈黙と測りあえるほどに』を取り上げていた。以前からこの本の存在だけは知っていたのだけれど、難しい内容に思えて、未だにちゃんと読んだことがないのだった。

一度聞いたら忘れることのできない本の題名は、ここでその由来が次のように明かされている。

私たちの生きている世界には沈黙と無限の音がある。私は自分の手でその音を刻んで苦しい一つの音を得たいと思う。そして、それは沈黙と測りあえるほどに強いものでなければならない。

この言葉は、僕にはヴェーベルンの音楽を思い起こさせる。そして、この本がこんなふうに語られているのだったら、もう一度手に取って、辛抱強く読んでみたいと思った。

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