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2011年2月16日 (水)

書くこと、静かなる梱包

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読売新聞(こちらでは 2 月 15 日付け)の文化欄に、このたび芥川賞を受賞した朝吹真理子さんが文章を寄せていました。題名は『書くこと、静かなる梱包』です。

朝吹さんは受賞の数日後から一週間ほどパリに滞在し、予定が空いた一日、敬愛するアーティストのアトリエをたずね、創作に関することを話し合ったとのことです。このときの彼の言葉が紹介されています。

アーティストは作品に対して署名責任を持つべきだが、説明責任はいらない。

ここから創作について思索を広げていくのですが、次の彼女の言葉は創作に関わる者の想いを端的に示しています。

ヴィジョンはこの世の秩序から解放されていて、ひとの思考を自由にさせる。私はそれを、「言葉」という、文法に則りリニアにしかすすめない秩序の世界に梱包してみたい、らしい。

これはおそらく、僕らが美術、音楽などに接するときに思うものと同じものだ。

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