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2010年9月26日 (日)

地元美術館の企画展

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23 日の休日、あいにくの雨だったけれど、ドライヴがてら岩城の美術館に出かけることにした。今年の夏はとにかく暑く、休みの日でもどこかに出かけようという気持ちにはならなかったけれど、ようやく涼しくなった今は、これまでの反動なのかあちこち出かけてみたくなったのだ。

現在は統合されて由利本荘市となった旧岩城町は、亀田藩主のお城があった町。ここの亀田城佐藤八十八美術館で『ピカソ・マティス・ミロ・ルオー四大巨匠版画展』という企画展が開かれていることを、地元の新聞で知ったのだった。

ドライヴ中にひと休みできるように、ポットに珈琲を作って出かけた。

由利本荘市と福島県のいわき市は互いに交流がある親子都市で、それで、いわき市立美術館が所蔵する版画を借り受け、今回の企画展になったのだそうだ。

この親子都市という呼び名も珍しいけれど、旧岩城町といわき市は同じ名前の市と町なので、姉妹都市ではなく、親子都市と呼んでいるのかも知れない。

さて、この企画展ではピカソが 10 点、マティスが 9 点、ミロが 3 点、ルオーが 8 点展示されていた。

ピカソはまずその色が良い。深くて静かだけれど、生命力を感じるのはやはりラテンのものだなあ。

ルオーは版画集『流れる星のサーカス』から。あの黒く太い縁取りの人物。小ぶりな版画。

マティスは版画集『ジャズ』から。貼り絵風な感じが面白い。『イカロス』は僕も知っていた。

次の日、仕事帰りに書店に寄ったらマティスの画集『ジャズ』(岩波アート・ライブラリー、2009)があったので、思わず買ってしまった。

エクベルト・バケの序に、戦後、多くのジャズ音楽家がパリに渡ったことが記されている。そして、『ジャズ』が刊行されたとき 77 歳になっていたマティスの衰えることのない革新的な力が、キース・ジャレットが語ったジャズの定義と一致する、と述べている。

元来、ジャズというものがあるのではなく、パッケージされた製品を見せるものでもない。ジャズはとどまることのない発見として示される内面的なプロセスなのだ。

Matissejazz

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