カテゴリー「ニュース」の3件の記事

「名曲喫茶が見直され始めた」という記事

きょう某紙を読んでいたら、名曲喫茶が紹介されていました。「近年のクラシック音楽人気で、名曲喫茶が見直され始めた」という書き出しで、五店が紹介されています。

東京・吉祥寺『バロック』。店内の写真が載っていて、とても落ち着いた雰囲気です。店内は私語禁止。「伝説の真空管アンプ製作者」といわれる店主の亡き夫の遺したアンプ。食事外出が OK。「クラシック音楽には高い精神性がある。それをぜひ味わってください」との店主のお話。

京都・出町柳『柳月堂』。ここも私語禁止。開店から閉店までいる人も少なくない。

東京・渋谷『ライオン』。昭和元年創業。一、二階吹き抜けの巨大スピーカー。「小声の会話ならかまわない」とのこと。

東京・阿佐ヶ谷『ヴィオロン』。店主製作の真空管アンプやスピーカーが自慢。「私語は小声で最小限に」。

東京・高円寺『ルネッサンス』。平成 17 年に閉店した中野の老舗『クラシック』の従業員だった方二人が昨秋、雰囲気そのままに再開した名曲喫茶。「会話は遠慮なくどうぞ」。

という内容です。渋谷の『ライオン』には一昨年の秋に行ったので懐かしいです。今度は『バロック』にぜひ行ってみたい。それから、再開された『ルネッサンス』にも。

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ジャズ批評はバランスが難しい

新聞の日曜版に載る書評欄を読むのが楽しみです。

先日、毎日新聞に載った小川隆夫著『ジャズマンがコッソリ愛する JAZZ 隠れ名盤 100』(河出書房新社)の書評はなかなか面白かった。この中に、こんなことが書かれていました。

野球評論を手がける人の多くは選手としての経験を持つ。だから、技術面の批評ができる。

しかし、ジャズ批評の書き手に楽器の心得がある人はあまりいない。どちらかと言えば、文芸的な作文に流れてしまう向きが主流となっている。このことに私は以前から不満を抱きだしていた。楽理のわかる人が書いた批評を読ませてほしいと、そう思うようになった。

うーん、なるほど。僕もたしかに、楽理に通じていない人の音楽批評は片手落ちだし、そもそもそれでは音楽批評と言えないのではないかと思うことがあります。

でも、それと同時に、楽理はわからないけれども、膨大なレコードを系統立てて聴いてきた好事家の文章にはなにしろ説得力があるし、読者にそのレコードを聴いてみようかなという気持ちにさせる魅力があります。

それに、僕のようにただ聴いていればそれで幸せというようなジャズ・ファンには、レナード・フェザー氏がキャノンボール・アダレイの Somethin' Else (Blue Note, 1958) のライナー・ノートに書いたような、

Starting out on F-7th with a flat 5th, it proceeds to D-raised 9th flat 6th, C-raised 9th flat 6th, B-Flat-7th flat 5th, then back to the D-raised 9th, C-raised 9th, and finally moving from C to D to the tonic F.

という解説は容易でないものがあります。

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きりたんぽ鍋

この間新聞を見ていたら「日本一の鍋を囲む」という題のアンケート調査が載っていて、秋田のきりたんぽ鍋が、北海道の石狩鍋、東京のすき焼きに次いで三位に入っていたのでビックリ。以下、京都の湯豆腐、山口のふぐちり、広島のカキの土手鍋と続くのですが、正直そんなに知られていたのかな、それほど人気があったのかなと驚いています。

そうしたところ、他の新聞では「支店長のお気に入り」という欄で、これまたきりたんぽ鍋が取り上げられていました。ここでは、

北国・秋田の冬は、きりたんぽ鍋にとどめを刺す。何度も足を運んだのが秋田喰処「北州」である。できあがるまではハタハタ焼き、トンブリ、ジュンサイなど、秋田が誇る逸品をさかなに、地元の日本酒を楽しみたい。「新政」「刈穂」「両関」「由利正宗」「飛良泉」……。そして、待ちかねた、きりたんぽ鍋。直前に鍋に入ったセリの歯応え、マイタケ、ゴボウの食欲そそる香り。だし汁しみ込んだきりたんぽはいつ食べてもあきない。秋田に雪が舞い始めた。身も心も温まる鍋は秋田に限る。

と、まあ、ずいぶんとほめられています。こういうふうに地元の食べ物やお酒が紹介されているのを見ると、さすがにうれしいです。

でも、きりたんぽ鍋は、その年の収穫が終わって、一年の農作業の締めくくりに、近所や親戚の人たちと一緒に酒宴を催したときに囲んだものだったから、つまりは田舎料理であって、いくら食材を選んだり、趣向を凝らしてみたところで洗練されたものにはならないし、まして、料理屋でお金を出して食べるものではないと思うんだよね。

地元民としては、きりたんぽ鍋は家庭で作って食べるのが一番だと思うところです。

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