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2009年3月の9件の記事

レコード針の点検

実験室に新しい顕微鏡が入ってこの操作法を習得しているところですが、この勉強のためにカートリッジの針先を覗いてみようと思い立ちました。

100 倍程度でカンチ・レバーの先端の構造がよく観察できました。カンチ・レバーは薄い板材を円筒状に巻いたものなのですが、先端は一部が平らにつぶされ、断面がちょうどホッチキスの針のように加工されています。単純に板状につぶさないで『B』のような形にして剛性をもたせているのです。うまく考えられているなあ。

この『B』の平らな部分に円柱状の支持体があって、この先にダイヤモンド針が載っているのですが、さらに倍率を上げて観察すると、支持体と針が一体に成形されたところがよく見えます。ここらへんはもうほれぼれするような加工技術です。

針先には細い繊維状のものが付着しています。これはとても細いもので、その由来はよくわからないのですが、もしかしたら盤面の削り屑かもしれないなあと思いました。これは液体のスタイラス・クリーナーで簡単に落ちます。クリーニング後の針先は実にきれいな円錐形です。

このくらいの倍率だと電子顕微鏡のほうが鮮明な像が得られるのですが、試料を導電性のもので蒸着する必要があるし、蒸着後は元に戻せないので、光学顕微鏡で観察するしかないのです。

ともかく、レコード・プレイヤーのトーン・アームをきちんと調整していればレコード針はそんなには摩耗しないし、また、針先はこまめにクリーニングしないといけないなあとあらためて思ったのでした。

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ダ・カーポ『宗谷岬』

Photo 今週は季節はずれの寒さが続き、今朝は夜に降った雪が数センチ積もっています。それに曇り空です。いつもならもっと暖かいはずなんだけどなあ。

いつも春を迎える頃になるとダ・カーポの『宗谷岬』が聴きたくなります。ずっと昔、NHK テレビの『みんなのうた』でも放送されていた曲です。

作詞が吉田弘、作曲は船村徹と記されています。船村徹は演歌の作曲家として知られていたから、こんなフォーク・ソングも作っていたことに驚きます。4 分の 3 拍子、A B A のシンプルなメロディがいいですね。

それに、吉田弘の歌詞が僕ら北国に住んでいる人間には何か懐かしく感じられます。

流氷融けて 春風吹いて
ハマナス咲いて カモメも啼いて

と始めの A の部分がすべて e 音で終わる、少し緊張を感じさせる導入がなかなか。

吹雪が晴れて 凍れ(しばれ)が緩み
(中略)
人の心の扉を開き 海鳴り響く宗谷の岬

幸せ求め 最果ての地に
それぞれ人は 明日を祈る

なども、ありきたりな言い回しではあるけれど、僕らにはどこか思い当たるところがあって、やはりこれは、長い冬が終わり、待ち望んだ春を迎える北国の人の気持ちだなあと思うのでした。

ダ・カーポ『宗谷岬』(Blow Up)

宗谷岬
朝のまぶしい目ざめ

Apr. 1976

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テディ・ウィルソンのブランズウィック・セッション

Theteddywilson その昔、CBS ソニー・レコードに伊藤潔さんというプロデューサがいて、一時期、同社から彼が制作したクラシック・ジャズのレコードがたくさん発売されていました。この『ザ・テディ・ウィルソン』もその中のものです。企画に参加したのは批評家の油井正一、粟村政昭、大和明の各氏です。

この種のレコードを制作するにはたいへんな苦労があるようです。米コロンビア本社も戦時中に原盤を供出してしまっていたことから、提供を受けたのは SP をスタンパーにして作成されたアセテート盤で、傷の入っているのも多かったといいます。そのような盤は、国内の蒐集家から借り受けた SP などに替えたりして、準備に一年もかかってようやく世に出ることになったのです。

ブランズウィックのセッションは全部で 133 のトラック、別テイクを含めて 132 曲あって、この二枚組のレコードにはこの中から 33 トラック、32 曲が収められています。

テディ・ウィルソンがブランズウィック・レーベルに残した一連の録音は「ジューク・ボックスのために流行歌曲をパンチを効かせてジャズ化する。編成は七、八人。編曲料はなし」という方針のもとに始められたようです。このような商業的な、しかも SP の 3 分という時間的にも制約の大きい中で、参加した音楽家たちはひたすらスイングしています。

集まった人たちはいずれもスイング時代の名人ばかりで、32 曲のどれもが今もってその輝きを失わない名演です。各人に与えられたソロ・スペースはほとんどが一コーラスと短いものですが、少しも窮屈な感じを受けないのは存分に歌いきっているからにほかならないけれど、こういうのを「いい仕事をしている」というんだろうなあ。

たとえば『君微笑めば』。

4 小節の簡単なイントロのあと、まずベニー・モートンのレイジィなトロンボーン・ソロでテーマを 1 コーラス。このときにバック・クレイトンのトランペットとレスター・ヤングのテナー・サックスのリフに注目。これがテーマの単調さを救って、キックを与えています。

次に、ビリー・ホリディがメロディを大胆にフェイクして 1 コーラス。ここで、クレイトンがミュート・トランペットで付けるオブリガートが最高。明快で流麗なタッチのウィルソンが続けて 1 コーラス。

いよいよ、ヤング。元ある曲をバラバラに分解し、もう一度組み立て直して別のメロディを与えたような彼のテナー・サックス・ソロはまったく余人をもっては代えられない彼独自の世界。これが 4 分の 3 コーラス続き、最後の 8 小節をクレイトンのオープン・トランペットが輝かしいテーマを奏して終わります。

彼らを支えているのは、当時のカウント・ベイシー・オーケストラのリズム・セクションの 3 人、フレディ・グリーンのギター、ウォルター・ペイジのベース、ジョー・ジョーンズのドラムス。

これで約 3 分の演奏となるのですが、嵌め込み細工の感じを微塵も与えないのはほとんど奇跡としか言いようがない。

この演奏に対して「これはいわば職人の手仕事であって、音楽とか芸術とは言えない」などというご意見もあるかもしれない。そう言われると、僕は「たしかにそのとおりだ」と答えるしかないけれど、これが僕らを見知らぬ世界に確実に連れていってくれるジャズであることだけは確かだなあと思うのでした。

The Teddy Wilson (CBS SONY)

Blues in C Sharp Minor
Mary Had a Little Lamb
Too Good to Be True
Warmin' Up
Sweet Lorraine
Sugar Plum
Christopher Columbus
All My Life
Rhythm in My Nursery Rhymes
Why Do I Lie to Myself about You
Guess Who
Here's Love in Your Eyes
Sailin'
Right or Wrong
Tea for Two
I'll See You in My Dream
He Ain't Got Rhythm
Fine and Dandy
I'm Coming Virginia
Yours and Mine
I'll Get By
Mean to Me
I've Found a New Baby
Coquette
Ain't Misbehavin'
Honeysuckle Rose
Just a Mood (Blue Mood) Part I, II
You Can't Stop Me from Dreaming
When You're Smiling
Don't Be That Way
If I Were You
Jungle Love

Bobby Hackett (cornet)
Dick Clark (trumpet)
Buck Clayton (trumpet)
Roy Eldridge (trumpet)
Gordon 'Chris' Griffin (trumpet)
Harry James (trumpet)
Jonah Jones (trumpet)
Frankie Newton (trumpet)
Irving Randolph (trumpet)
Cootie Williams (trumpet)
Benny Motron (trombone)
Buster Bailey (clarinet)
Jerry Blake (clarinet, alto sax)
Harry Carney (clarinet, baritone sax)
Benny Goodman (clarinet)
Tom Macey (clarinet)
Vido Musso (clarinet, tenor sax)
Rudy Powell (clarinet)
Prince Robinson (clarinet, tenor sax)
Archie Rosati (clarinet)
Pee Wee Russell (clarinet)
Cecil Scott (clarinet)
Johnny Hodges (alto sax)
Hilton Jefferson (alto sax)
Willie Smith (alto sax)
Chu Berry (tenor sax)
Ted McRae (tenor sax)
Gene Sedric (tenor sax)
Ben Webster (tenor sax)
Lester Young (tenor sax)
Teddy Wilson (piano)
Lionel Hampton (vibraharp)
Red Norvo (xylophone)
Dave Barbour (guitar)
Freddie Green (guitar)
Bob Lessay (guitar)
Lawrence Luicie (guitar)
John Trueheart (guitar)
John Kirby (bass)
Allan Reuss (guitar)
Artie Bernstein (bass)
Israel Crosby (bass)
Stan Fields (bass)
Harry Goodman (bass)
Al Hall (bass)
Grachan Moncur (bass)
Walter Page (bass)
John Simmons (bass)
Jonny Blower (drums)
Sidney Catlett (drums)
Cozy Cole (drums)
Jo Jones (drums)
Gene Krupa (drums)
Ella Fitzgerald (vocal)
Billie Holliday (vocal)
Helen Ward (vocal)
Midge Williams (vocal)
Nan Wynn (vocal)

1935-1938, NYC, Chicago, Hollywood

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G・K・チェスタトン『木曜日だった男』

Themanwhowasthursday G・K・チェスタトン Gilbert Keith Chesterton の『木曜日だった男』が光文社古典新訳文庫から出たので読んでみました。訳は南條竹則氏。

チェスタトンというとなんといってもブラウン神父が主人公の一連の短篇がよく知られていて、創元推理文庫の中村保男氏の訳で読むことができます。この文庫からはほかにも何作か出ていて、こちらは未読ですが、福田恆存氏訳となっているあたり、なかなかに興味をそそられるところです。

さて、この『木曜日だった男』ですが、これは創元推理文庫では『木曜日の男』という題名になっています。このあたりの事情については新訳の解説で訳者が「The Man Who Was Thursday なんていう題名のついた小説は、ありきたりな話ではないことが一目でわかる。作者のためにも今回は原題をあえて逐語的に訳してみた」と述べています。

『木曜日だった男』には『一つの悪夢』A Nightmare という副題が付いています。全体を簡単に表現するとドタバタ劇ということになるのですが、随所にチェスタトン一流の逆説的な表現が散りばめられていて、なかなか読ませます。

その表現というのはたとえば「あの青年は本当は詩人ではないが、彼自身が一篇の詩であることはたしかだ」などというものなのですが、訳者自身の解説「チェスタトンは小説家というよりも、文人というよりも、ジャーナリストというのがふさわしい。強いていえば、詩人ジャーナリストであります」などを読むと、なるほどそうかと思わせます。僕などは、昨年、ノーヴェル物理学賞を受賞した益川さんの言葉を思い出しますね。

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ブラームス : クラリネット三重奏曲

Clarinettrio ここしばらくの間、レオポルド・ウラッハが演奏するブラームスのクラリネットのための室内楽を聴いてきました。曲はクラリネット五重奏曲、クラリネット三重奏曲、クラリネット・ソナタです。

この中で僕が良いなと思ったのはやはり五重奏曲です。ウラッハの繊細な音色と清潔な歌い方、そしてそれを支えるウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の優美な響きは格別です。

ところが、ソナタのほうはどうもしっくりこないのです。どうしてかなと考えながら三重奏曲を聴いていたら、この曲でピアノを受け持っているフランツ・ホレチェックがウラッハに寄り添ってなかなかの演奏を聴かせているのに対して、ソナタで共演しているイェルク・デムスのピアノは少しばかり元気がよすぎるようなのです。

三重奏曲のほうはいいんですけどね。

ソナタのピアノもホレチェックに替えてみたい気がするけれど、これはまあ無理というものですね。

Johannes Brahms : Clarinet Trio in A minor, op.114
Robert Schumann : "Märchenerzählungen" for Clarinet, Viola & Piano, op.132
Felix Mendelssohn : Concertedpieces for Clarinet, Basset Horn & Piano, No.1 op.113 & No.2 op.114

Leopold Wlach, Clarinet
Franz Kvarda, Cello
Franz Holetschek, Piano
Jörg Demus, Piano
Erick Weiss, Viola
Franz Bartosek, Basset Horn

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マイルス・デイヴィス・セクステットのもう一枚

1958miles マイルス・デイヴィス・セクステットというと、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンズ、ポール・チェンバース、ジミー・コブというメンバーとともにジャズ・レコード史上の宝といってもいいあの『カインド・オヴ・ブルー』(1959、CBS)が思い出されます。

このセクステットによる演奏はほかにも残されており、いくつかのオムニバス・アルバムに収められていました。CBS ソニー・レコードがこれらの音源を拾い集めて、一枚のアルバムとしたのがこの『1958 マイルス』というわけです。

僕はレギュラー・アルバムをおもに聴いていて、のちに発掘される音源を追い求める聴き方はふだんしないのですが、マイルス・デイヴィス・セクステットとなると話はまた別です。

全曲にモードを採用し、オリジナル曲で通した『カインド・オヴ・ブルー』とは違い、ここでは手慣れたスタンダード曲が演奏されています。セクステットの演奏は新しい響きに満ちており、それまでのハード・バップを乗り越えようとする勢いとともに、『カインド・オヴ・ブルー』を生むことになる芽を感じさせます。

ジャケットは池田満寿夫の手によるものです。

Miles Davis : 1958 Miles (CBS)

On Green Dolphin Street
Fran-Dance
Stella by Starlight
Love for Sale

Miles Davis, trumpet
Julian "Cannonball" Adderley, alto sax
John Coltrane, tenor sax
Bill Evans, piano
Paul Chambers, bass
Jimmy Cobb, drums
May 25, 1958

Little Melonae

Miles Davis, trumpet
John Coltrane, tenor sax
Red Garland, piano
Paul Chambers, bass
"Philly" Joe Jones, drums
Mar. 4, 1958

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村上春樹のエルサレム賞授賞式記念講演

3 月 3 日と 5 日付け毎日新聞に、二回にわたってエルサレム賞授賞式における村上春樹の記念講演の全文が掲載されました。パレスチナ自治区ガザ地区で起きた戦闘の当事国であるイスラエルの文学賞の受賞を拒否するように求める声の中で、「語らないことよりは語ること」を選択し、出席を決めた村上春樹の講演です。

彼はこの中で、「高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつでも卵の側に立とう」と述べています。この壁と卵という隠喩について考えながら読み進むうちに、「私が小説を書く理由はたった一つ、個人の魂の尊厳を表層に引き上げ、光を当てることです」という言葉にぶつかります。ここで、先の隠喩の意味がしだいに明らかになってきます。

このとき僕は、戦闘について具体的に述べることをせずに、抽象的ではあるけれどより普遍的な表現を用いて語ったことこそが、やはり第一線の小説家の仕事だなあと思ったのでした。

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プラッソンのフォーレ : 管弦楽曲集

Orchestralworks かつて僕の街にも名曲喫茶があって、仕事帰りに立ち寄って、音楽を聴いたりマスターと話したりするのが楽しみでした。ジャズ・ファンだった僕はここでクラシック音楽の愉しみを知ったのです。

ここで聴いたのがミシェル・プラッソンが指揮したフォーレの管弦楽曲集でした。

大型のスピーカから流れるあの豊かな響きは僕の装置では再現できませんが、それでもプラッソンのこの演奏を聴いていると、音楽喫茶に通っていた若いころを思い出します。


Gabriel Fauré : L'Œuvre d'Orchestre (EMI)

Pelléas et Mélisande, Op.80
Masques et Bergamasques, Op.112
Les Djinns, Op.12
Shylock, Op.57
Galigula, Op.52
Prélude de Pénélope
Ballade
Élégie
Fantasie
Berceuse

Frederica von Stade, mezzo soprano
Nicolaï Gedda, ténor
Ensemble Vocal Alix Bourbon
Jean-Philippe Collard, piano
Paul Tortelier, violoncelle
Yan-Pascal Tortelier, violon
Orchestre du Capitole de Toulouse
direction : Michel Plasson
1979, 1980, 1981

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セロニアス・モンク : モンクス・ミュージック

Monksmusic このアルバムを解説した油井正一氏によると、アメリカではユニオンの統制が強く、録音に際して周到なリハーサルは不可能な場合が多かったとのことです。

初めにこのようなことを述べるのも、このアルバムに収録された『ウェル・ユー・ニードント』と『エピストロフィー』の二曲でいささか建て付けがおかしくなっているからなのですが、なるほどこれはリハーサル不足だったのかなあと思ったのでした。

まず『ウェル・ユー・ニードント』。これは A A B A の構成からなる曲で、テーマに続いてモンクが 2 コーラスのソロをとるのですが、ソロの最後にモンクの「コルトレーン、コルトレーン」という叫びで驚いたブレイキーのドラム・ロールが 2 拍遅れ、モンクもこれに合わせたものだから、正しくソロに入ったコルトレーンが、遅れたリズム・セクションの進行を途中で待って調整した。つまり、コルトレーンのソロが全体で 2 コーラスと 2 拍になっているもの。

次は『エピストロフィー』。こちらも A A B A の構成で、テーマに続き、コルトレーン、コープランド、グライスのソロが 2 コーラスづつ。次に、ウェアのソロが 1 コーラス半、ブリッジの 8 小節がモンクで、最後の 8 小節とこれに続く 1 コーラスがドラムスのソロとなるところを、ブレイキーはそのまま次の半コーラスも叩いてしまう。それからホーキンズがソロをとるので、全体的にはブレイキーが続けた半コーラスが余ってしまったというものです。

演奏全体はなかなかのものなのに、ブレイキーの乱打によってこれらのテイクがおかしなものになってしまったのはいかにも残念というわけです。そして、これらの別テイクは今もって発掘されていないようです。

アルバム最初の『アバイド・ウィズ・ミー』はウィリアム・H・モンクという人が作った賛美歌。リズム・セクションなしの管楽器のみで演奏される 1 分弱の短いもの。最後のモンク自作の『クレパスキュール・ウィズ・ネリー』ともども、すべて記譜された曲で、アドリブ・パートが一切ありません。モンクがめざした音楽世界の一端がうかがえます。

Thelonious Monk : Monk's Music (Riverside)

Abide with Me
Well You Needn't
Ruby, My Dear
Off Minor
Epistrophy
Crepescule with Nellie

Ray Copeland (trumpet)
Gigi Gryce (alto sax)
Coleman Hawkins (tenor sax)
John Coltrane (tenor sax)
Thelonious Monk (piano)
Wilbur Ware (bass)
Art Blakey (drums)
Jun. 26, 1957, NYC

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