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フォーレ : 室内楽曲全集

Integralemusiquedechambre

フォーレの室内楽曲全集は先にジャン・ユボーが中心となったエラート・レーベルのものを持っていましたが、これが聴けるようになるまでにはずいぶんと長い時間がかかりました。初めのうちはどんな曲もみな同じように聴こえていたのが、しだいにその区別がつくようになり、特に晩年近くになって作られた二番のピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲、弦楽四重奏曲などを聴くようになってからは、その深い表現にはまっていったのです。

僕は、聴いてみて自分に合わないなと感じたアルバムはどんどん手放すほうなんですが、このように長い時間をかけて聴くものもあるのです。その違いはというと、今はよく聴けないけれど、この先にきっとうまく聴くことができるだろうと感じる何かがあるものはそのまま持っているということなのです。これは音楽を聴いてきた僕自身のいわばカンのようなものですね。

さてその後、ジャン=フィリップ・コラールが演奏するフォーレの即興曲、前奏曲、舟歌などのレコードを聴いて、これらがまた良かったので、EMI レーベルの室内楽曲全集も聴いてみようと思ったのでした。

エラート・レーベルの全集はピアノ五重奏曲からチェロ・ソナタまでの 10 曲が 5 枚の LP に収められているのですが、こちらのコラールが中心となった EMI レーベルのものはこれらの 10 曲にヴァイオリンやチェロやフルートとピアノのための小品も含めて全 6 枚のセットになっています。

こちらはコラールのほか、オーギュスタン・デュメイ、フレデリック・ロデオンら当時の若手の演奏家たちが参加していて、ユボーらのものとはまたちがった若々しく溌剌としていて新鮮な演奏になっています。

二曲のヴァイオリン・ソナタでデュメイがずいぶんと元気のいい演奏を試みているのですが、ヴァイオリンとピアノのための小品では一転してインティメイトな表現になっていたりしてなかなか興味深いです。

全体的には編成の大きくなった曲のほうが演奏のバランスが良く、今の僕には楽しめますが、これからなんども聴けばまたちがった感じを受けるかもしれません。

Gabriel Fauré (1845-1924) : Integrale Musique de Chambre (EMI)

Jean-Philippe Collard
Augustin Dumay
Frederic Lodeon
Michel Debost
Quatuor Parrenin
1975-1977

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コメント

 私もJ.P.コラールやデュメイが参加しているEMIのフォーレの室内楽全集(CD)を持って聴いてはいますが、やはりフォーレにしては勢いや粘りがあり過ぎる印象を持っています。それで私の場合は、落ち着きも風格もあってしかも小粋な「ユボー&ヴィア・ノヴァ」を取り出して聴くことの方が多くなっています。
 また、自分で一度買ったものをなかなか手放すこともできないので、自ずと同曲異演盤が増えてきて、整理に困ることになってしまいます(笑)。

投稿: fragile28 | 2008年11月26日 (水) 17時44分

◇□ fragile さん

こんばんは。

> 私もJ.P.コラールやデュメイが参加しているEMIのフォーレの室内楽全集(CD)を持って聴いてはいますが、やはりフォーレにしては勢いや粘りがあり過ぎる印象を持っています。それで私の場合は、落ち着きも風格もあってしかも小粋な「ユボー&ヴィア・ノヴァ」を取り出して聴くことの方が多くなっています。

デュメイにはびっくりしました。全集の中ではパレナン四重奏団の弦楽四重奏曲がいいですね。

僕は、本は本棚一個分、レコードはレコード棚一個分、それ以外は図書館、美術館、名曲喫茶、ジャズ喫茶でという生活をずっと望んできたんですが、結局、棚が小さければ小さいなり、大きくすれば大きいなり、そのとき所有するものは必ずどんな棚の収納力でもそれを超えてしまうんですよね。不思議です。

投稿: ひら | 2008年11月26日 (水) 19時50分

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