『デイヴ・ディグズ・ディズニー』

僕はデイヴ・ブルーベックがそんなに好きではないので、彼のアルバムで持っているのはこの一枚だけです。
でも、いくら好きでないからといって、このアルバムを楽しめないほどのガチガチのジャズ・ファンというのではない(つもり)。
このアルバムはまずタイトルがいい。語呂がいい。けれども、内容は、デイヴがディズニーを探求するという堅いものではなくて、ブルーベックがディズニーを演奏するとこんなふうになりますよっていう感じに楽しく仕上がっています。
次に曲がいい。作者は、『不思議の国のアリス』がサミー・フェイン、『白雪姫』の中の『ハイ・ホー』、『いつか王子様が』、『ワン・ソング』がリー・ハーライン、『ピノキオ』の中の『口笛吹いて』、『星に願いを』がフランク・チャーチル。よくもまあこんなに美しく楽しい曲が書けるもんだなあ。
それから、ポール・デズモンドのアルト・サックスが、いつものプリティな音色で次々とメロディを紡ぎ出していくところがいいし、当時ジャズ界で試みられたばかりの三拍子を、ジョー・モレロが自在にスイングさせているところがいいです。
Dave Brubeck : Dave Digs Disney (CBS)
Alice in Wonderland *
Give a Little Whistle *
Heigh-Ho ***
When You Wish Upon a Star ***
Someday My Prince Will Come **
One Song ***
Paul Desmond (alto sax)
Dave Brubeck (piano)
Norman Bates (bass)
Joe Morello (drums)
Jun. 29 (*), Jun. 30 (**), 1957, NYC
Aug. 3, 1957 (***), LA
| 固定リンク
「ジャズ」カテゴリの記事
- ジョージ・ルイスの追悼盤(2009.07.05)
- 菊地成孔、大谷能生 : 東京大学のアルバート・アイラー(2009.04.26)
- MJQ : コンコルド(2009.04.18)
- オスカー・ピーターソンとミルト・ジャクソン : ヴェリー・トール(2009.04.11)
- テディ・ウィルソンのブランズウィック・セッション(2009.03.22)


コメント
ひらさん、こんばんは。
今日は ハープの演奏会に行ってきました。
オール・ドビュッシー・プログラム。
優雅な気分になりました。
このアルバム、楽しそうですね!ジャケットも、おしゃれです。
>このアルバムはまずタイトルがいい。語呂がいい。
ほんとうに、それから ひらさんの言葉も。テンポがいいですね。
私の娘が(ビル・エヴァンスが好きなんだそうです。おませさん?) もっと小さい頃、ディズニーの音楽を一緒に聴いていましたが
ジャズ版もあるのですね。おしゃれだな。聴いてみたいです。
投稿: ANNA | 2008年11月22日 (土) 19時15分
◇□ ANNA さん
こんばんは。
ハープの演奏会、確かに優雅な気持ちになりますよね。良かったですね。
> >このアルバムはまずタイトルがいい。語呂がいい。
> ほんとうに、それから ひらさんの言葉も。テンポがいいですね。
楽しい音楽を聴くと、言葉も軽やか。
> 私の娘が(ビル・エヴァンスが好きなんだそうです。おませさん?) もっと小さい頃、ディズニーの音楽を一緒に聴いていましたがジャズ版もあるのですね。おしゃれだな。聴いてみたいです。
エヴァンズねー。なにかこう物事を解決することなしに終わってしまうようなところがあるけれど、でも、もどかしさは感じない。そんなところがいいのかな。大人ですね。
このアルバムは楽しいですよ。
投稿: ひら | 2008年11月22日 (土) 20時45分